活動レポート2023年度


第41回 藤沢市遺跡調査発表会

 藤沢市遺跡調査発表会も41回目を迎えました。コロナ感染流行のため当会の開催を2年見送りましたが、ようやく藤沢市内の調査数も以前の水準に戻りつつあるようです。今回は7カ所の遺跡について発表報告がありました。

  1. 期 日 2024年2月10日(土曜)、12時30分開場、13時開演
  2. 会 場 藤沢市市民会館 第一展示集会ホール
  3. 主 催 湘南考古学同好会
  4. 後 援 藤沢市教育委員会
  5. 演 題
  • 開会のことば:会長 寺田兼方
  • 下土棚諏訪ノ棚遺跡 第7次調査(No.118遺跡):西野吉諭氏
  • 遠藤菖蒲沢堺境遺跡 第3次調査(No.451遺跡):大坪宣雄氏
  • 下土棚夏刈東遺跡 第1次調査(No.81遺跡):前川昭彦氏
  • 東海道藤沢宿遺跡 第14次調査(No.78遺跡):渡辺努氏
  • 鵠沼横須賀遺跡 第4次調査(No.50遺跡):横山太郎氏
  • 閉会のことば:副会長 須田英一
  • 紙上発表

稲荷台地遺跡群 第43次調査(No.57遺跡):横山太郎氏

西富西原遺跡 第7次調査(No.458遺跡):桐原弘亘氏

1. 下土棚諏訪ノ棚遺跡 第7次調査(No.118遺跡):西野吉諭氏

2. 遠藤菖蒲沢堺境遺跡 第3次調査(No.451遺跡):大坪宣雄氏

3. 下土棚夏刈東遺跡 第1次調査(No.81遺跡):前川昭彦氏

4. 東海道藤沢宿遺跡 第14次調査(No.78遺跡):渡辺努氏

5.鵠沼横須賀遺跡 第4次調査(No.50遺跡):横山太郎氏


12月定例会 茅ヶ崎市遺跡調査発表会(見学と傍聴)

 急に本格的な冬と木枯らしがやってきました。さて12月の定例会は11月に引き続き、湘南地域でも注目度の高い、茅ヶ崎の遺跡調査発表会に参加しました。

 茅ヶ崎市では目下、新国道線街路事業に伴う埋蔵文化財発掘調査のため調査ラッシュが続いており、今回の発表会では経過と見どころの一望がかないました。

  1. 期 日 2023年12月2日(土曜)
  2. 時 間 9時30分〜16時頃(現地解散)
  3. 会 場 茅ヶ崎市役所本庁舎 4階会議室
  4. 見 学 「第34回 茅ヶ崎市遺跡調査発表会」
  • 集合時間は設けません。各自で任意にご来場ご参加ください。会場にて、同好会会員や寺田会長を見かけましたらぜひお声掛けください。
  • 解散後、有志による懇親会。

11月臨時例会 茅ヶ崎市 居村B遺跡 現地説明会

 茅ヶ崎では目下、新国道線街路事業に伴う埋蔵文化財発掘調査のため調査ラッシュが続いています。こちらの居村B遺跡では平安時代の水田址などが出土しています。現地説明会に参加しました。

  1. 見 学 茅ヶ崎市教育委委員会 居村B遺跡発掘調査 現地説明会(茅ヶ崎市本村四丁目地内)
  2. 期 日 2023年11月11日、土曜日
  3. 集 合 13時、JR相模線 北茅ヶ崎駅 改札前
  4. 解 散 15時前後 記念撮影あり
  • 小雨決行、荒天中止。
  • 当日17時より役員会開催のため懇親会はありません。 

参考:昨年実施の令和4年現地説明会PDF資料はこちら


10月定例会 丸の内東大総合研究博物館

特別公開「幻人紀行〜ユウラシア蒐集録」

 朝晩ようやく秋らしい風を感じられるようになりました。東京駅前では、江上波夫先生のユーラシア文化史コレクションが公開され増田。秋の始まりに、古代史に想いを馳せつつ、見学しました。

  1. 見 学 特別公開「幻人紀行〜ユウラシア蒐集録
  2. 期 日 2023年10月1日、日曜
  3. 集 合 13時30分 東京駅丸の内南口 改札
  4. 参加費 無料
  5. 解 散 15時30分頃 記念撮影

(主催の東京大学総合研究博物館サイトより)

 インターメディアテク開館十周年記念事業の一環として、1930年代から50年代にかけて教授が指揮した初期の海外学術調査による収集品を公開し、そのユーラシア古代史研究の原点を探る。

 「幻人」とは、古代の西アジアにいた奇術師、つまり人を惑わすパフォーマーをさす中国語である。江上教授は、自らを雅号で幻人と名乗っていた。東アジアに始まり西アジアまでをまたにかけたユーラシア調査を繰りひろげ、それに基づく大胆な仮説の提示によって研究者のみならず、世間をひろく魅了した教授に実にふさわしい。そのオマージュとして本公開展示のタイトルとした。

 


9月臨時例会 平塚市博物館 特別展

 平塚市博物館は、「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です。 今回の特別展では、縄文時代から江戸時代までを彩った色々な “ モノ ” に注目しています。

 「考古学」といえば、茶色の土から茶色の土器がよく出てくる、茶色だらけのイメージですね。とはいえ色にあふれる現代ほどではないにしろ、色彩のあるカラフルな考古資料も少なからず存在します。 

  • 見 学 平塚市博物館 特別展
    • 「茶色ばっかりじゃないんだぞ!〜カラフルな考古資料たち〜」
  • 期 日 2023年9月2日(土)
  • 集 合 13時30分 平塚市博物館入り口
  • 住 所 神奈川県平塚市浅間町 12-41
  • 解 散 15時30分
  • 入場無料

当日は臨時役員会の開催予定ですため、懇親会は中止でした。


8月定例会 第11回夏の勉強会

「中世鎌倉の都市と海」

 酷暑が続き、コロナ感染もあり、しばらく例会は中止が続いていましたが、ようやく8月、9月と続けて開催されました。

  • 開催日 2023 年8月6日(日)
  • 時 間 13時〜15時30分
  • 会 場 藤沢市 市民活動推進センター A会議室
  • 住 所 神奈川県藤沢市藤沢1031, Grafare Fujisawa, 2F
  • テーマ 「中世鎌倉市の都市と海」
  • 講 師 鈴木弘太氏
    • 鶴見大学にて博士(文化財学)取得。一関市教育委員会学芸員、一関市博物館主任学芸員を経て、現在は鎌倉市教育委員会技術職員。論文・発表はこちらJ-GLOBAL)

解散後に講師を囲んで懇親会を開催しました。


◾️ 発掘された日本列島展2023

今年は山梨、対馬、奈良、で開催と決定しました。

どこの会場にせよ、神奈川からですと一泊は必要ですね!

詳細については、既に山梨会場での会期が始まってますが、、、各会場での独自ウェブサイトは対馬以外はありません。(9月22日現在)  

【 対馬博物館サイトより 】

 長崎県での開催は壱岐市立一支国博物館での2017展以来6年ぶり、3度目です。今回の展覧会では、中核展示として39遺跡を取り上げ、約480点の出土品が出品されます。

 

 また、対馬博物館独自の企画として、地域展示『海洋を隔てた交流』を開催します。この展覧会では、九州と朝鮮半島、日本海と東シナ海の狭間で海洋を隔てて様々な地と交易し、生業を営んできた対馬の歴史と実像を、市内から出土した資料をもとに紹介します。

 


 「発掘された日本列島2023」展の公式図録は8月30日発行です。

 

・巻頭「我がまちが誇る遺跡」:宮城県、愛知県名古屋市、大阪府八尾市の歴史と遺跡の紹介

・新発見考古速報:縄文時代から近世までの10遺跡の最新研究成果を紹介

・特集 遺跡から読み解く多様な歴史文化:オホーツク海沿岸と南島の歴史文化を紹介

 

 

発掘された列島展2023(動画)

 文化庁から本展プロモーション動画が2本公開されています。

 【文化庁発】遺跡から地域の魅力を発掘!「いせきへ行こう!」は、全国の文化財専門職員と文化庁文化財調査官が「いせき」を通じて地域の魅力を発信する番組だそうです。どちらも30分前後で、今年度展示より5遺跡づつ見どころの紹介です。

 

発掘された日本列島2023 (前編)

(1) 新発見考古速報<前編>

2:12 大久保貝塚(青森県八戸市)

7:38 惣ヶ池遺跡(大阪府和泉市)

12:50 ウワナベ古墳(奈良県奈良市)

16:47 下里見天神前遺跡(群馬県高崎市)

20:55 佐良山古墳群(岡山県津山市)

 

20:05 いせきへ行こう!アニメ劇場

発掘された日本列島2023 (後編)

(2) 新発見考古速報<後編>
5:58 北大竹遺跡(埼玉県行田市)

10:44 史跡・名勝 飛鳥京苑池(奈良県明日香村)

14:32 立部遺跡・立部古墳群跡(大阪府松原市)

18:23 騎西城・騎西城武家屋敷跡(埼玉県加須市)

23:57 史跡郡山城跡(奈良県大和郡山市)



湘南エリアの考古学(リンク案内)

 そろそろ梅雨明けが待たれる季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。

神奈川県内の遺跡調査見学会、毎年恒例の「発掘された日本列島展」なども日程が判明しつつあります。

 

 当会活動案内は今しばらくお待たせしますが、 

お隣の鎌倉市での調査発表会が今週末に迫っておりますため、

以下の通りご案内します。

 

◾️大倉幕府周辺遺跡群の発掘調査現地説明会(第3回)

 横浜国立大学附属鎌倉小・中学校で、実際の調査地点の様相や出土品をご覧いただける現地説明会が開催されます。

 当地は源頼朝が鎌倉に初めて構えた屋敷、大倉幕府跡の西端に位置していると考えられています。現在までに、鎌倉時代を中心とした、道路と考えられる整地層や、それらと並行する柵の柱穴、門と考えられる建物跡等が見つかっています。

  • 調査地 横浜国立大学附属鎌倉小・中学校 正門から入ってください 
  • 住 所 神奈川県鎌倉市雪ノ下3-5-10
  • 開催日 2023 年7月8日(土)

① 10:00~12:00  
② 13:00~15:00


鎌倉考古学研究所

第7回 シンポジュウム「鎌倉の馬」

中止

 鎌倉考古学研究所にて開催予定だったシンポジウム「鎌倉の馬」はあいにく、神奈川県まん延防止等重点措置の6/20までの延長により、中止となりました。

 詳細は鎌倉考古学研究所のサイトをご確認ください。


 シンポジウム参考情報

 公開期限:令和5年5月31日まで 

 資料PDF:「鎌倉の馬」発表資料集

  • (誌上発表)かたどられた「馬」 -土馬・絵馬・木製馬形代-押木 弘己 NPO 法人鎌倉考古学研究所

  • (誌上コラム)もうひとつの「土馬」 -「向原古墳群」の馬形埴輪について-


令和5年度湘南考古学同好会 定例総会

 令和5年度(2023年度)を迎えて、定例総会を以下の通り開催します。第II部「若手研究者を囲む勉強会」は今回で16回目として、高橋亮氏に発表いただきます。

 会場でのコロナ対策も変わらずしっかり行う予定です、各自対策の上、多数のご来場をお待ちしております。

  1. 期 日 2023年4月9日(日曜)
  2. 時 間 13時30分〜16時30分
  3. 会 場 藤沢市市民活動推進センター A会議室
  4. 進 行 

 【第一部 令和5年度 定期総会 主要議題】

  1. 令和4年度活動報告
  2. 令和4年度会計報告
  3. 令和4年度会計監査報告
  4. 役員・監査の辞任・交代と新役員の選出
  5. 令和5年度活動計画
  6. 令和5年度予算案

 【第二部 第16回 若手研究者を囲む勉強会】

講師 高橋 亮 氏

  • その他 総会後に有志での懇親会を予定しています。