12月に予定していました見学会につきましては、遺跡所在地の会社都合により見学ができないことになりました。
残念ですが今回の見学会は中止させていただきます。
ようやく散策できる季節になりました!少し足を伸ばして多摩センターの企画展「蒼海わたる人々」への訪問では、関東地方の遺跡から多く出土する神津島の黒曜石、三宅島の弥生時代遺跡から出土した腕環、土器など、学芸員の解説付きで見学しました。
海に関連する企画展といえば、2016年に神奈川県歴史博物館で「かながわの遺跡展:縄文の海 縄文の森」展を見学しましたが、それ以来となりました!
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まだ暑さが残る9月は屋内での勉強会を開催しました。
伊勢原市内、鈴川左岸の段丘上にある「上粕屋・子易遺跡」は、古墳群の存在が知られている場所です。調査によって見つかった古墳2基は、それぞれ石室や周溝の一部を残しており、また耳環などの遺物も確認されています。
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館内は夏休みの子どもたちに加えて、思いのほか外国人観光客も多く、どのコーナーも熱心に並んでみる方々でかなりの混雑ぶり。史上初、縄文の土偶と火焔型土器の国宝6点の同時展示、また三内丸山遺跡から出土した縄文ポシェット(木製網籠)の出展も注目の的でした。
江戸東京博物館
「発掘された日本列島展2018」
初夏の恒例イベント、”発掘された日本列島2018”展を見学してきました。今年度の特集は「装飾古墳を発掘する!」と題され、日本に600基以上ある装飾古墳のうち代表的なものが紹介されています。
なかでも東日本大震災、熊本地震によりそれぞれ被災した装飾古墳として、福島双葉町の清人さく横穴、宮城県の合戦原遺跡、熊本の井寺古墳、釜尾古墳などが、保護の取組とあわせて紹介されます。
【発掘された日本列島展2018 巡回展】
各地での巡回展があります、もう一度どこかへ見に行くのもいいですね!
石川県立歴史博物館 | 平成30年8月4日(土)~平成30年9月9日(日) |
岐阜市歴史博物館 | 平成30年9月22日(土)~平成30年10月31日(水) |
広島県立歴史博物館 | 平成30年11月14日(水)~平成30年12月24日(月・休) |
川崎市市民ミュージアム | 平成31年1月8日(火)~平成31年2月17日(日) |
主催:湘南考古学同好会
後援:藤沢市
今年で35回目を迎える藤沢市遺跡調査発表会において、藤沢の大地の歴史を紐解く発表は2ヶ所、大庭引地遺跡、湘南台近くの円行上河内遺跡となりました。
また今回、特別講演としてイスラム考古学専門家である小泉龍人氏により「イラク遺跡の現状」についてご報告いただきました。
今回も考古学に興味のある方や、地域の歴史を学びたい方から、専門家まで多くの御来場をいただき、おかげさまで盛況となりました。
【発表進行】
13:10〜14:30 用語解説「溝と土坑」
13:30〜14:30 発表遺跡
1)円行上河内遺跡 第三次調査
2)大庭引地遺跡 第一次調査
3)誌上発表 用田大河内遺跡(IV)
14:40〜16:00 特別講演
小泉龍人氏:藤沢市在住、東京大学東洋文化研究所特任研究員
「イラクの遺跡の現状 ーメソポタミア文明を訪ねてー」
発表会終了後に、発表者を囲む懇親会を行いました。