活動レポート2019


12月 定例会

 神奈川県立博物館での「縄文と弥生ー時代と文化の転機を生きた人々」を訪問しました。

 関東地方・中部高地域の遺跡数については、縄文後期から減少し、晩期には激減しています。この時代を生きた人たちが、寒冷化する気候変動にどのように適応したのか、その暮らしから手がかりを探る探訪でした。

  1. 件名 令和元年度 かながわの遺跡展 縄文と弥生
  2. 期日 令和元年12月8日(日) 
  3. 集合 神奈川県立歴史博物館 1階ロビーに13時30分
  4. 入場料 大人300円、65歳以上100円 
  5. 解散  15時30分頃、玄関付近で記念撮影後に解散

  ※ 解散後に関内・日本海庄やにて会費制忘年会を開催しました。 


11月 臨時例会

 国立歴史民俗博物館の開館以来はじめて、第一展示室「先史・古代」の展示が大きく見直しされ、今年3月にリニューアルオープンしました! 藤沢駅で待ち合わせて鉄道の旅となりました。

  1. 件名 国立歴史民俗博物館(入館料600円、各自負担)
  2. 期日 令和元年11月10日曜
  3. 行程 JRとバスを利用。JR片道1,980円、休日おでかけパス利用で2,720円。
    • 往路:JR藤沢駅発8:17→JR戸塚駅でエアポート成田行に乗換(同じホーム)8:35→JR佐倉駅下車10:17
    • 博物館までバス乗車(駅から徒歩20分のため)
    • 復路:JR佐倉駅発15:29→戸塚駅乗換→JR藤沢着17:30
  4. 解散 現地正門で15時頃、記念撮影後に解散

10月 定例会

 ようやく散策に快適な季節となりました。茅ヶ崎で行われている、旧相模川橋脚、現地説明会に一同参加してきました。詳細レポートは会報159号に掲載予定です!

  1. 件名 旧相模川橋脚 現地説明会
  2. 期日 令和元年10月20 日曜 
  3. 集合 JR茅ヶ崎駅 改札口 13時(現地までバス)
  4. 解散 16時頃 

9月 臨時例会

 三国志展へ!上野東京国立博物館の正門では秋晴れ蒼天でしたが、あいにくの台風15号接近に伴い、参加者が非常に少なく5名での催行となりました。詳細見学記については、12月20日発行予定の会報157号に掲載します。

  1. 件名 特別展「三国志展」(平成館、入館料1600円)
  2. 期日 令和元年9月8日曜
  3. 集合 14時、東京国立博物館 正門前チケット売り場
    • 上野公園1−3−9
  4. 解散 16時30分頃、正門近くで記念撮影後に解散

 


8月 定例会:夏の勉強会

 ようやく関東に梅雨明けと陽射しが訪れました。8月は勉強会として、湘南エリアに残された古墳群について、葉山町教育委員会の山口氏にご発表いただきました。湘南での古墳探訪にとって貴重な話題でした。

  1. 件名 夏の勉強会
  2. 期日 令和元年8月4日曜、14時より16時まで 
  3. 会場 藤沢市鵠沼公民館
    • 藤沢市鵠沼海岸2-10-34(小田急 鵠沼海岸駅 徒歩3分)
  4. 発表「長柄・桜山古墳群について」
    • 講師 山口正憲氏(葉山町教育委員会)

7月 遺跡発表会

 6月の発掘された日本列島展に続いて、「発掘された関東の遺跡2019」発表会があり列島展2019の見どころについても解説がありました。

 

  1. 件名 発掘された関東の遺跡2019 遺跡発表会
  2. 主催 関東考古学フェア実行委員会
  3. 期日 令和元年7月13日土曜、10時15分開場、15時30分まで 
  4. 会場 山崎製パン 飯島藤十郎社主記念LLCホール
    • 市川市市川3−23−27(京成国府台駅徒歩5分)
  5. 発表
    1. 印旛郡「墨古沢遺跡」旧石器時代
      • 講師 酒井弘志氏(印旛郡酒々井町教育委員会)
      • 10:30 - 11:15
    2. 足利市「行基平山頂古墳」古墳時代
      • 講師 佐藤弘氏(足利市教育委員会)
      • 11:15 - 12:00
    3. 特別講演「発掘された日本列島2019展の見どころについて」
      • 講師 斉藤慶吏氏(文化庁文化財調査官)
      • 13:00 - 14:00
    4. 群馬県吾妻郡「岩櫃城址(いわびつじょうあと)」中世
      • 講師 吉田智哉氏(吾妻郡東吾妻町教育委員会)
      • 14:00 - 14:45
    5. 群馬県吾妻郡「東宮遺跡」近世
      • 講師 黒澤照弘氏(群馬県教育委員会)
      • 14:45 - 15:30

6月定例会

 恒例の「発掘された日本列島展」が始まりました。同好会有志で、全国から選りすぐりの12遺跡473点の速報展を見学しました。

 

 今年の見学ポイントを2つあります。まず「福島の復旧復興と埋蔵文化財」としての7遺跡の調査があります。古来より海の道、陸の道が交差する福島の浜通り地域が重点的に紹介されています。

 また、地域展として構成される「道灌が見た南武蔵」では、太田道灌の活躍した時期のうち、これまで史料に乏しかった期間、長禄元年(1457年)とされる江戸城築城とその前後について、近年の調査から辿ることができます。

  1. 期日 令和元年6月16日 日曜日
  2. 集合 江戸東京博物館1階ロビー、13時30分(JR総武線両国駅西口より徒歩3分)
  3. 見学 『発掘された日本列島2019』
  4. 解散 15時30分頃、1階ロビーにて
  5. その他 招待券あり
  • 見学後半は、文化財調査官によるガイドにそって見学予定です。

[ 文化庁文化財調査官による解説 ]

会期中の毎週土曜日・日曜日、祝日、

1回目:10時30分から、2回目:14時30分から(各回40分程度)

◽️東京の会期7月21日(日)まで。

 開館時間は9:30〜17:30、土曜は19:30まで、

 7月19日(金)は21:00まで。

 

◽️その後の巡回先は・・・ 

 

・花巻市博物館
三内丸山遺跡センター
名古屋市博物館
大野城心のふるさと館

 

太田道灌展は巡回なしです。ぜひ江戸博で。


番外:江の島モース祭(モース研究会主催)で、寺田会長による記念講演会「江の島遺跡とモース」


 江の島でモース研究会主催の第34回モース祭が開催され、記念講演会では湘南考古学同好会会長の寺田が講演しましました。

 大森貝塚の発見者として有名なモースは、シャミセンガイ採集のために明治10年(1877)に来日し、江の島に臨海実験所をつくりました。これをきっかけにモースは東京大学の初代動物学教授となり、その後の日本の生物学・人類学・考古学の分野に大きな足跡を残しています。

 彼の当初の来日目的はシャミセンガイでしたが、大森貝塚発見についても一説によれば江の島へ往復するにあたり、新橋・横浜間の汽車に乗車している時に車窓から発見したなど、ユニークなエピソードが多数伝えられています。

 

◼️第一部:モース記念碑 碑前祭

 日 程 令和元年 6月1日土曜日、10時より10時30分まで

 会 場 江の島北緑地 モース記念碑前

     (江の島大橋を渡ってすぐ左手、オリンピック記念公園内)

 

◼️第二部:記念講演会・交流昼食会

 講演会演題「江の島遺跡とモース 〜モース祭にそえて〜」

 講 師 寺田兼方 湘南考古学同好会会長

 時 間 11時より11時50分(講演)、12時より(昼食会)

 会 場 江の島アイランドスパ 4階グリル

     (藤沢市江の島2-1-6)

 資料代 500円

 昼食会会費 2500円 

◼️第34回江の島モース祭

 

◼️当日の寺田先生による記念講演会の原稿はおって公表予定です。



4月定例総会

 平成31年度の定例総会を開催しました。総会後の若手研究者を囲む考古学勉強会にも多数のご来場をいただき、おかげさまで盛会となりました。

 

◼️定例総会

  1. 期 日 平成31年4月7日(日曜) 13時30分〜16時30分
  2. 会 場 藤沢市民活動推進センター 会議A

【第一部】 平成31年度 定期総会:受付13時15分より

総会議事

  1. 役員改選について
  2. 平成30年度活動報告
  3. 平成30年度会計報告
  4. 平成30年度会計監査報告
  5. 平成31年度活動計画
  6. 平成31年度予算案
  7. その他

【第二部】 第13回 若手研究者を囲む勉強会

演題:「弥生時代後期の東海系土器の研究」 

発表:成澤 亮氏

 


3月臨時例会

 3月は地元村岡地区の史跡探訪では、鎌倉を守った城址巡りです!

 村岡城址は平良文の居城があったと言われ、公園内にその城址碑があります。また村岡城の東北の位置には、玉縄城主だった北条氏時が創建した二伝寺(にでんじ)があります。当時、玉縄城からは尾根続きで鎌倉街道沿いであり、玉縄城の出城の役目があったと見られます。

  1. 開催日 平成31年3月17日(日曜)※雨天 →24日(日)に延期。
  2. 集 合 12時50分、藤沢駅北口2階広場(ビッグカメラ前)
  3. 見 学 第2回市内の史跡探訪:渡内・村岡地区
  4. 行 程 北口6番バス乗り場(柄沢循環)13:05乗車ー慈眼寺下車ー二伝寺ー村岡城址公園ー長福寺ほかー高谷小学校入口(バス乗車)
  • バス代は各自負担
  • 藤沢駅16時30分頃、解散

2月定例会

まだまだ北風が冷たく、外歩きには向かないお天気が続く時期でしたが、

恒例となった県立博物館での「かながわの遺跡展」を訪問しました。

  1. 開催日 平成31年2月9日(土曜)
  2. 集 合 13時、神奈川県立歴史博物館1階ロビー
  3. 入場料 一般300円、65歳以上100円、各自負担
  4. 見 学 平成30年度かながわの遺跡展 ー潮風と砂の考古学
    • 13時30分より約1時間の展示解説がありました。

縄文前期の終わり頃、河川が内陸部から運んできた土砂が沿岸部に安定的に堆積するようになり、そこにあらたな土地が現れはじめ、縄文時代中期に海岸線が後退に転じてからは、あらたな土地はそれまでの海の底にあった場所にも次第に広がっていきました。本展で取り上げる「砂丘」や「砂嘴(さし)」に残された遺跡は、このあらたな土地に立った人々の足跡です


第36回 藤沢市 遺跡調査発表会

 今年度は藤沢市遺跡調査として5件の発表があり、発表会の後には、藤沢駅ルミネの市民ギャラリーにて開催中の「藤沢市遺跡調査発表」を見学しました。


  1. 開催日 平成31年1月5日(土曜)※日曜との誤記を修正しました!
  2. 開 場 12時30分
  3. 会 場 藤沢市民会館 第1展示ホール(入場無料、申込不要)
  4. 演 題 13時〜16時
    • 用語解説:湘南考古学同好会
    • 稲荷台地遺跡群(天神原遺跡):吾妻考古学研究所
    • 立石遺跡:相模考古学研究所
    • 高倉枯藪遺跡第4次調査:有明考古学研究所
    • 長後天神添北遺跡:藤沢市郷土歴史課
    • 大庭城址:玉川文化財研究所
  5. 見学会 16時30分〜17時30分、藤沢市民ギャラリー

 

  • 報告会、見学会、ともに入場無料、申込不要。
  • 発表者を囲んでの懇親会(会費制)を終了後に開催しました!