活動レポート2021年度


第39回 藤沢市遺跡調査発表会

 2021年中の藤沢市遺跡調査発表会につきましては中止と決定しました。かねてより開催に向けて慎重に準備を進めてまいりましたが、新型コロナ感染状況により、残念なお知らせとなりました。

 なおご登壇予定者各位の発表要旨につきましては、会報に掲載予定となっております。

 

■ 藤沢市遺跡調査発表会:中止と決定しました。

  • 期 日 令和4年2月12日(土)
  • 場 所 藤沢市民会館 第一展示ホール
  • 発表遺跡(会報167号に要旨掲載予定
    • 「立石遺跡 第4次調査(藤沢市No.393遺跡)」馬渕和夫氏
    • 「下土棚諏訪ノ棚遺跡 第5次調査(藤沢市No.118遺跡)」迫和幸氏
    • 「川名中丸遺跡 第2次調査(藤沢市No.22遺跡)」横山太郎氏
    • 「大庭城址遺跡 第25次調査(藤沢市No.211遺跡)」宇津洋平氏
    • 「片瀬宮畑遺跡 第3次調査(藤沢市No.9遺跡)」安藤龍馬氏

※ 藤沢市郷土課主催「藤沢市遺跡調査速報展」についても本年は開催されませんでした。

 

 

■ 赤星直忠と神奈川県立博物館 ー赤星直忠コレクション展ー

 こちらも例会としての見学は中止としまして、ご案内までとなります。

  • 開催期日 2022年1月8日(土)〜2月27日(日)  
  • 会  場 神奈川県立歴史博物館 1階コレクション室(横浜市中区南仲通5−60)
  • 開館時間 午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)
  • 入  館  料 無料
  • 出品目録 赤星忠直コレクション展(PDF)
  • 感染拡大状況により、展示変更・中止になる場合があります。

 【赤星直忠】神奈川県内の郷土研究家として、郷土史黎明期にあたる大正から昭和にかけて多くの文化財を調査し、記録を遺している。神奈川県立博物館の赤星コレクションは、彼の主要業績である考古学分野のほか、民俗・美術・歴史資料など多岐にわたる収蔵があり、今回の展示では赤星による「郷土史」への想いが紹介されている。

 

 

「赤星直忠フィールドノート」デジタルアーカイブ 県立博物館サイトで公開! 

 従来より知られている「赤星ノート」のほかに、今回公開された「赤星直忠フィールドノート」には、1922年から1952年までの全6冊に、実施調査の概要や写真、スケッチを含む考古学調査に関する貴重な記録が残されています。

 



2021年度 定例会

 長らく活動中止が続きましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。久しぶりの行事をお知らせしておりましたが、定例会、臨時例会とも12月に変更なく無事に開催できました。

 どちらも会報167号に見学記が掲載されます。

 

■ 12月定例会:特別展「縄文2021」見学

 

 江戸東京博物館らしい視点で、東京地域の縄文人を描きだす特別展となります。入場料 1300円のところ、招待券の寄付がありました。

  • 期 日 令和3年12月5日(日曜) 
  • 見 学 特別展「縄文2021」
  • 場 所 江戸東京博物館(東京都墨田区横綱1−4−1)
  • 集 合 13時30分、1階ロビー集合
  • 解 散 15時30分頃、現地ロビー解散

※ 見学会終了後の懇親会は行いません。

縄文2021(PR動画)


 

 

■ 12月臨時例会:「かながわ・秦野の歴史2021」見学

 

 昨年11月にリニューアルオープンした「はだの歴史博物館」を訪問しました。こちらはもともと桜土手古墳群の展示館でした。この地では1970年代の発掘調査で35基もの円墳古墳が確認されており、神奈川県内最大の古墳史跡です。

 館内見学が終わったら、公園内で保存古墳6基、復元古墳1基の見学もおすすめです。

  • 期 日 令和3年12月12日(日曜) 
  • 見 学 「かながわ・秦野の歴史2021」
  • 場 所 はだの歴史博物館(神奈川県秦野市堀山下380−3)
  • 集 合 小田急線渋沢駅 北口10時集合
  • 解 散 現地12時頃、現地解散

※ 駐車場有。

桜土手古墳群

秦野観光協会

(地図、アクセス、基本情報)

 

[桜土手古墳群] 秦野市役所より:「東国の古墳時代後期の群集墳の姿を最も良好に表すものとされています」「昭和49年~52年(1974~1977)第一次発掘調査では19基の古墳を調査しました。古墳はいずれも7~8世紀の円墳で、発掘をしてみると思ったより大きく保存状態も良好でした」


2021年度 定例総会の開催について

 

 三度目となるコロナ感染者増加による緊急事態宣言が発令され、当会も大幅な活動制限が続いています。あいにく1月の遺跡発表会は中止となりましたが、総会については以下の通り開催を予定しています。

  • 参加連絡:会場の収容人数上限は30名となっており、市内在住者を優先に先着順といたします。このページ最下段のメール投稿欄からお知らせください。連絡期限は5月20日まで。

■ 定例総会

  • 期 日 令和3年5月23日(日曜) 
  • 時 間 受付11時15分より、開催午前11時30分〜12時30分
  • 会 場 藤沢市鵠沼公民館 本館2階文化活動室 (藤沢市鵠沼海岸2−10−34、最寄り駅小田急線鵠沼海岸駅徒歩2分)

  【令和3年度 定期総会】議題

  1. 役員改選について
  2. 令和2年度活動報告
  3. 令和2年度会計報告
  4. 令和2年度会計監査報告
  5. 令和3年度活動計画
  6. 令和3年度予算案
  7. その他

※ 恒例の「若手研究者を囲む勉強会」、「講師を囲んでの懇親会」

を中止とします。

※ 藤沢市鵠沼公民館感染防止策に沿って事前対応と当日のご協力を

お願いします。

  • 当日の体温が37.5度以下である
  • 当日に息苦しさ、怠さ、咳、咽頭痛等の症状がない
  • 過去2週間以内にコロナ感染陽性者との接触がない
  • 入館時はマスクを着用する
  • 入館時は手指消毒する

 皆様におかれましては、ぜひ活動再開まで健康で体力を落とさずにお過ごしください。


「湘南地域の発掘と考古学」動画

インタビュー動画のお知らせ(ただいま公開調整中です)


 

 令和2年度はコロナ感染予防のため、殆どのイベントを中止することとなってしまいました。そもそも当会は令和2年度40周年を迎え、本来は秋に記念行事を予定しておりました。大きな節目の年でありながら、ずいぶんと寂しいことですため、役員会でも知恵を絞りまして、この状況下においてできることを検討した結果、発掘と考古学についてのインタビューをウェブ公開することにしました。

 

 最初の試みとして、同好会創設時の発掘や考古学の状況、また時代背景について、当時を知る会員2名、澤田大多郎氏と伊藤郭氏にインタビューしました。インタビュアーは『遺跡保護行政とその担い手』著者で当会副会長の須田英一氏が努めます。このような試みを次の世代にとって有益な活動として繋げていきたいと考えています。

 

 なお当初は2021年4月公開の予定でしたが、機材不調のためただいま調整中です、今しばらく公開をお待たせします。

 


2020〜2021年度 活動方針お知らせ:続報

  寒さの増す折、皆様いかがお過ごしでしょうか。再びコロナ感染者数の増加が懸念され始めるなか、11月14日の役員会において以下の活動を中止と決定しました。 

  • 第38回藤沢市遺跡調査発表会:今年度の会場での開催については、中止とします。役員会では例年通り会場も確保し、準備を進めておりましたものの、非常に残念な決定となりました。
  • なお、2019年度の藤沢市内における遺跡調査数は9件ありましたので、中止となった会場発表に替えて、誌上発表の検討を進めています。
  • 調査機関の皆様には、従前と同様に貴重な調査の記録を残すために「発表要旨」の原稿をお願いして、発掘調査資料を公開したく、「湘南考古学同好会々報 162」を「発表要旨集」として発行し、「遺跡発表会」に代えさせていただきたいと考えております。

■ 40周年記念号会報(160号)

 会報160号「湘南考古学同好会40周年記念」が無事に刊行できました。会員の皆さま宛に郵送しておりますが、お手元に届きましたでしょうか。今回は総頁数112ページに、論考編12本、一般編29本の構成です。ぜひご一読ください。

 

 なお会報は会員以外の方への頒布も行っております。お気軽にお問い合わせください。(刊行物ページも参照ください)

 

■ 40周年記念行事

 本会創立40周年にあたる今年は盛大な記念行事を催す予定でしたが、記念行事は来年に延期、また最大の活動である調査発表会も中止となり、従来からの活動としては、とうとう会報の発行のみとなってしまいました。

 大きな節目の年ながら、随分と寂しいことです。せっかくの機会ですから、WITH コロナの時代に相応しい企画がないか、役員会でも知恵を絞りまして、目下、創立に関わった方々へのインタビュー動画撮影と公開準備を進めています。追ってまた詳細をお知らせします。

 

 今年度は藤沢市だけでなく周辺自治体での遺跡調査発表会も、開催できない状況とお聞きしています。皆様におかれましては、ぜひ活動再開まで健康で体力を落とさずにお過ごしください。


コロナ感染防止対策により、2020年度活動内容を一時的に変更しています

定例会、臨時例会

 

 会期中の訪問可能な展示等、当会Twitterで適宜ご案内します。

 屋内となる博物館等の集団での見学は、会場往復道中の安全を含め、しばらく開催予定を立てられません。

 屋外にある見学可能な調査現場や遺跡等については検討しています。 

遺跡発表会

 

 会場を利用可能な場合は開催準備を進めますが、会場側から利用中止の連絡があれば開催延期あるいは中止とします。

 会報

 

 引き続き刊行予定です。会員の皆様、また一般の方からの寄稿を歓迎します。

 遺跡訪問記、発掘の思い出等ぜひお寄せください。